「スクロール 女性のためのマネーセミナー」に参加しました!(2)

2017年10月28日

この記事は「スクロール 女性のためのマネーセミナー」に参加しました!(1)の続きです。

思いのほか長くなってしまいました^^;
「概要だけ知りたい」という方は、目次をごらんくださいね。

感想まとめが読みたい方はこちら
マネーセミナー レポート:2日間参加した後の感想まとめ

マネーセミナー レポート:1日目(A先生)

セミナー内容

ゆとりある老後のために必要な金額と、準備しておきたい金額を計算

  1. 2人に1人が90歳まで生存(約4人に1人が95歳まで生存)
  2. ゆとりある老後のために準備したい毎月の金額
    (夫婦では35.4万円。独身の場合24~25万円)
  3. 65歳からの公的年金を確認(私の場合10万円?)
  4. 毎月不足するお金は15万円(上記2.の25万円-3.の10万円)
  5. 90歳まで生きた場合、公的年金の他に準備しておきたい金額はいくらか
    毎月不足する金額×12ヶ月×25年=4,500万円(←!)

上記 2.は「ゆとり(旅行とか買い物を楽しんだり)」を加味した金額です。
日常生活費だけの場合、夫婦では22万円、独身の場合15.4万円です。
独身は夫婦の約7割だそうです。

コメント@とある
私は持ち家ではないので、家賃を考えるとゆとりある生活のためには、月30万円は欲しいかな…。(現状は、家賃含めて15万円ぐらいで生きていますが。)

お金を整理しましょう

  • 短期(日々使うお金)「流動性」…普通預金、通常貯金、MRF(証券会社の普通預金のような位置づけ)
  • 中期(計画して使うお金)「安全性」…定期預金、定額貯金、国債・社債
  • 長期(将来の備え)「収益性」…投資信託・株式、外国債券、保険商品

お金の貯め方

  • 今もっている資金を運用+今後積み立てる資金を運用=将来の資金
  • 長期・複利・高い金利で運用する
  • 元本1,560万円を35年運用した場合、3%運用と0.1%運用では倍の違いがある

65歳から元本3,000万円を運用しながら、毎月14万円ずつ取り崩した場合

  • 運用しない場合…83歳で資金切れ
  • 年率1%で運用した場合…85歳で資金切れ
  • 年率3%で運用した場合…90歳で資金切れ
  • 年率5%で運用した場合…110歳で資金切れ

コメント@とある
この説明で、「65歳までに3,000万円貯めれば、独りでもなんとかなるのかな~」という気分に…。(←って、あと15年だよ!短っ。)

世界各国の10年国債利回り

  • 先進国は利回りが低い(安全だが、増えない)
  • 発展途上国は利回りが高い(リスクが高いが、増える可能性あり)

コメント@とある
テキストに、私のメモで「外国債券3:株式1」と書いてありました。
「外国債券と株式を3:1の割合で持つといい」という意味で書いたのかな?
うーん…。思い出せません。。

債券には利息がつきます

国債とはどういうものか

国が発行した借用証書のようなもの。利率や利払日、償還日が決まっている。

例:額面金額100万円、金利3%、10年満期の国債を買った場合
毎年、利子の3万円を償還日まで10回受け取れる。かつ、償還日には額面金額の100万円が受け取れる。

外国債券のポイント

  1. 金利が高い
  2. 受け取りは外貨(為替手数料も考えること)
  3. 無期限(もあり)
  4. いつでも換金できる

コメント@とある
2.は、為替リスクも考えなければなりませんね。
3.は、調べたところ永久債というもので、利子が永久にもらえる代わりに、(基本的に)買い戻されることはありません。
4.は日本の国債でも同様のポイントですね。途中売買時の価格は、流通市場の状況により変動します。

投資信託のしくみと特徴

  • 投資信託は、販売会社(銀行・証券会社)が窓口となり、運用会社が運用します。
  • 販売会社に対して、買い付け手数料を払います。(ないところもあります。)
  • 運用会社に対して、信託報酬などを1~2%払います。

NISAの説明

NISAとは?

NISAとは「小額」「投資」「非課税」制度

  • 毎年120万円まで
  • 株式や投資信託などが対象(預貯金、国債、外国債券などは対象外)
  • NISA口座の場合、税率0%(一般口座は税率20.315%)

NISAの種類

  1. NISA
  2. ジュニアNISA
  3. 積立NISA

「NISA」と「積立NISA」は併用できないので、どちらかを選択する必要があります。
非課税投資額の上限、非課税保有可能期間などが異なります。

積立NISA
NISA
ジュニアNISA
投資
可能期間
平成30年~平成49年
平成26年~平成35年
平成28年~平成35年
非課税
投資額の上限
40万円/年
120万円/年
(当初2年は100万円)
80万円/年
非課税
投資総額
800万円
600万円
400万円
非課税
保有可能期間
20年間
5年間(ロールオーバー可)
投資対象

契約期間が20年以上の毎月分配型でない投資信託

※販売手数料・解約手数料が0%、信託報酬が低率、最大でも1.5%

上場株式、投資信託

リスク減らして上手にふやすには?

  • 分散投資…投資対象を分ける!
  • 長期投資…余裕の資金で!
  • 時間の分散…積み立てを活用しよう!

積み立てを利用しよう!

定期的に一定金額ずつ積立すること
つまり長い時間をかけて時間を分散すること

ドルコスト平均法

安いときにはたくさん買い、高いときには少し買う。

こんな風↓に説明していただきました。

上がり続ける相場もないし、下がり続ける相場もありません。
長い目で見れば、相場は行ったりきたりしています。

下がっている時に買って、上がった時に売れれば理想ですが、多くの人ができません。
上がっている時には「もっと上がるだろう」と考えて売らないし、下がった時には「もっと下がるだろう」と考えて買えません。

結局、下がってしまってから慌てて売ったり、上がってしまった後で飛びついて買ったり…となることがほとんどです。

ドルコスト平均法では、相場を読む力は必要はありません。一定金額で定期的に買っていくため、相場が高い時には少ししか買えませんし、安い時にはたくさん買えます。

A先生は「相場が下がると嬉しい。」とおっしゃっていました。「長期では、いつか上がることはわかっているので、たくさん買えるチャンス!」と思うのだとか。

コメント@とある
「ドルコスト平均法」は、「聞いたことあるけど…???」という程度の知識でした。^^;
このセミナーで説明してもらって、ようやく腑に落ちましたよ。
「これなら私にもできそう!」と思いました。

どんな商品がありますか?

  • 商品先物、FX取引
  • 株式
  • 変額保険、外貨建て保険、外国債券
  • 終身保険、年金保険、国内債券
  • 預金

上に行くほど、「ハイリスク・ハイリターン」
下に行くほど、「ローリスク・ローリターン」

GPIF(公的年金を運用する期間)の資産運用の割合

  • 国内債券…35%
  • 国内株式…25%
  • 外国債券…15%
  • 外国株式…15%

コメント@とある
GPIFのマネするのもありかもですね。

生命保険の説明

コメント@とある

セミナーでは、生命保険の説明は概要のみという感じでした。
が、テキストにはしっかり下記内容の記載がありましたよ。このテキストを読んで、ざっくりとは理解できました。

生命保険の3つの基本型

  1. 定期保険→一定期間の保障:掛け捨て
  2. 養老保険→一定期間の保障:資産形成(老後資金)
  3. 終身保険→一生涯の保障:資産形成(老後資金)

終身保険で準備する

死亡保障、相続税対策、老後資金、介護資金、疾病保障

個人年金保険で準備する

円建て、米ドル、豪ドル

生命保険料控除の説明

支払った生命保険料の額に応じて所得税・住民税の所得金額から控除を受けることができる制度。
「一般生命保険料控除」「個人年金保険料控除」、平成24年から新設された「介護医療保険料控除」がある。それぞれ所得税は最大4万円(合計12万円)、住民税は最大2.8万円(合計7万円)の控除を受けることができる。

所得税
住民税
区分
年間払込み保険料額
控除される金額
年間払込み保険料額
控除される金額

一般生命保険料

介護医療保険料

個人年金保険料
(税制適格特約付加)

20,000円以下
払込保険料全額
12,000円以下
払込保険料全額
20,000円超40,000円以下
(払込保険料×1/2)+10,000円
12,000円超32,000円以下
(払込保険料×1/2)+10,000円
40,000円超80,000円以下
(払込保険料×1/4)+20,000円
32,000円超56,000円以下
(払込保険料×1/4)+14,000円
80,000円超
一律40,000円
56,000円超
一律28,000円

コメント@とある
「税制適格特約付加」ってなんだろう?と思い調べてみました。

  • 特約を付加しないと、支払っている個人年金保険料は一般生命保険料の控除対象になる(個人年金保険料の控除は受けられない)
  • 特約は無料
  • 特約を付加する為には条件がある。
  • 特約を付加することにより、制限を受ける事がある。
  • 特約を付加する、しないは契約者の判断による。

条件や制限については、下記のサイトが大変わかりやすかったです。
参考サイト:はじめての個人年金

運用しながら、税制優遇を受けよう!

小額投資非課税制度
NISA(ニーサ)

生命保険料控除
一般生命・個人年金・介護医療

個人型確定拠出年金
iDeCo(イデコ)

個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の説明

公的年金に上乗せする私的年金です。
2017年1月から誰でも新たに加入できるようになりました。

iDeCo(イデコ)の投資額の上限金額

  • 自営業…月額68,000円
  • サラリーマン(企業年金なし)…月額23,000円
  • サラリーマン(企業年金あり)…月額12,000円または月額20,000円
  • 公務員…月額12,000円
  • 専業主婦…月額23,000円

確定拠出年金って何がトク?

3つの税制優遇メリット

  • 掛け金
    積み立ての掛け金が全額所得控除の対象となり、所得税と住民税が軽減されます。
  • 運用
    運用益が非課税になります。(通常運用益には税金(源泉分離課税20.315%)がかかりますが、これが非課税になります。)
  • 年金受取
    年金として受け取る場合→他の公的年金と合算して公的年金等控除が受けられます。
    一時金として受け取る場合→退職金などと合算して退職所得控除が受けられます。

確定拠出年金の注意点

  • 途中解約ができない
  • 口座管理手数料がかかる
  • 運用は自分で行う
  • 60歳まで引き出しできない

コメント@とある
口座管理手数料は、確定拠出年金教育協会のサイトで比較ができます。

手数料(口座管理料)で比較

商品ラインナップの例

  • 元本確保型…定期預金、年金保険
  • 元本変動型…国内債券ファンド、海外債券ファンド、国内株式ファンド、海外株式ファンド、国内不動産ファンド、海外不動産ファンド、バランスファンド

病気・けがの備え

入院した時の自己負担額は、1日あたりいくら?

入院した時の自己負担額は、平均で21,000円10,000円+α)

10,000円治療費(1日平均)…3,084円
差額ベッド代(1日平均)…5,828円
治療費(1日3食)…1,080円

α入院中の日用品(パジャマ、タオル、洗面用具など)
交通費(見舞い時の家族の交通費・食費など)

治療費以外の出費のことも考えておきましょう。とのお話でした。

コメント@とある

医療保険には入っていないので、いざとなったら貯金でまかなうつもりだけど、入院したら仕事もできないし、備えておかねば!と、この時点では思っていました。

※医療保険に入るつもりはさらさらありませんでしたが、後日、医療保険に加入します(別途、記事にします)

生涯でがんに罹患する確率は…

女性…47%(2人に1人)
男性…63%(2人に1人)

がん治療費用は?

かかった費用の平均…115万円(年間)

A先生のお客様の例をまじえ、お話を聞きました。
その方は入院不要の日帰り手術で、治療費以上の保険がおりたんだとか。
もちろん、がんにならないに越したことはありませんが、そういうケースもあるというお話でした。

コメント@とある

がんになるのは、2人に1人なんですね…。私の周りでも何人かがんに罹ってしまっています。人ごとではありません。

がん三大治療の受療率

  • 三大治療(手術、放射線治療、抗がん剤治療)…約92.6%
  • その他の治療…約4.9%
  • 治療を行っていない…2.6%

名古屋の先進医療施設の紹介

名古屋陽子線治療センター
POINT1…痛みがなく、からだにやさしい
POINT2…正常組織への負担が少ない
POINT3…身体の機能と形態を温存できる

  • 日々の生活と両立できる
  • スムーズな社会復帰が可能

先進医療と技術料

先進医療とは、健康保険が使えない全額自己負担の最新の医療技術です。

主な先進医療と技術料

  • 白内障(多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術)…約53万円(片目)
  • 甲状腺がん(内視鏡下頸部良性腫瘍摘術)…約23万円
  • 子宮頸がん(腹膣鏡下広汎子宮全摘術)…約73万円
  • 固形がん(重粒子線治療…約308万円
  • 悪性腫瘍(陽子線治療…約268万円

特約保険料/月約100円

コメント@とある

先進医療特約って、意外と安い!

医療保険でカバーしよう

「治療費、先進医療、差額ベッド代、雑費」を、医療保険でカバーしましょう。

  • 健康保険高額療養費制度
  • 自己負担を補う!入院と通院治療の保障
  • 先進医療の特約

あると安心!

  • 保険料払込免除特約
  • 24時間健康相談
  • セカンドオピニオン

健康医療相談サービスを活用しましょう

  • 24時間電話健康相談サービス…医療相談、育児相談、メンタルヘルス相談
  • 糖尿病専門サポートサービス
  • 介護・認知症サポートサービス
  • セカンドオピニオンサービス…優秀専門医の紹介
  • 医療関連情報提供サービス…医療機関情報の提供、専門医療情報の提供

セミナー後

簡単なアンケートに記入し、A先生への無料個別相談を申し込んで、退出しました。
無料個別相談は、このセミナーのオプションなので、申し込まない方もいらっしゃいました。
あと、日経新聞が1日分もらえました。(日経新聞の無料お試し申し込みハガキも。「よろしければお申し込みください。」というご案内がありました。)

セミナーの雰囲気など

講師のA先生はきさくな感じで、質問や相談などしやすそうな雰囲気でした。

途中休憩ではコーヒーとプチデザートをいただきました。
無料セミナーなのに、ここまでサービスしてもらえるなんて?!と、びっくりしました。^^
ちなみに、ドリンクはコーヒーと紅茶のどちらかを選べます。
デザートは私の大好きなブルーベリーなどのフルーツがのっていて、とっても美味しかったです。一口でぱくっといけちゃいました。

スタッフの皆さんもとても丁寧で気持ちの良い対応です。
しつこい勧誘などは一切ありませんでした。

1日目の感想

右も左もわからない、マネー知識ゼロの私が参加してみましたが、大変よかったと思います。
2時間ぐらいの間に、ひととおりのお金の知識を学べました。

漠然と将来の老後が不安でしたが、自分に必要な準備金額が具体的になったので、目標ができました。とにかくやらなきゃ!資産運用をはじめたい!と決意できましたよ。

あと、セミナーでいただいたテキストが大変わかりやすいです。ブログを書くために改めて読み返しましたが、大変よくまとまっているなぁと感心しました。このレポートもほとんどテキストからの書き起こしになります(省略したり、少し項目を変えたりしています)。

 

次回、マネーセミナー レポート:2日目(B先生)へ続きます。